アスベストとは、自然界にある鉱物の一類で、岩石ですが綿花的に軽くて柔らかい性質があるので、加工が簡単で断熱・耐火・絶縁の性質を持っていて建物を建築するときの資材としてたくさん活用されていた過去があります。ところが、アスベストを吸い込むと肺のがんや中皮腫になり最悪の場合には死亡することがあります。今は、建築の材料として活用することは禁じられています。昔はアスベストを使った建物が多く存在し、空気に混じって漂うので吸い込みによる健康の被害が数多く発表されてきました。

微量の吸い込みであれば痰などと共に体外に出されるのですが、大量であれば胸膜・肺にくっついて留まることがあります。さらに、長い年月が経過すると炎症を発症することになります。最終的に、細胞はがんとなります。煙草を吸われる方は、危険度が増すことは間違いありません。

病院では、期間を決めてＣＴ・Ｘ線を用いて画像による検査を行います。この検査で、肺関連の状態を診断することができます。アスベストに犯された肺となると肺の細胞組織が炎症を起こし、石灰化・繊維化を引き起こします。また、別の方法として痰による検査で、がん細胞などを見つけることもできます。

治療の手段は、手術で肺の一部を取り除くこと・化学的治療・放射線照射等があります。この病気は、アスベストが浮遊する環境におかれた経験から十数年後に発症する事例が多いことから、疑いのある方は一定時間をおいて継続的な検査をすることが求められます。煙草を吸われる人は、危険性が高いことが心配されるので禁煙をすることが最も大切です。アスベストの検査のことならこちら